7. 自社の強みを発見!競合に勝つためのSWOT分析

競争が激化する現代において、自社の「強み」を適切に理解し、競合他社との差別化を図ることは、事業の持続的な成長に欠かせないことです。
以下に紹介するSWOT分析(環境分析)は、自社を取り巻く環境を客観的に評価し、今後の事業の方向性を見出すために役立つ分析手法と考えられています。

◎ SWOT分析の構成要素

SWOT分析では、内部環境と外部環境という2つの側面から事業を分析します。

1. 内部環境: 自社がコントロールできる、事業の内部にある要素。

  • S 強み(Strength): 商品・サービスの品質や品揃え、店舗施設、技術、販売促進、人材、財務状況など、自社の競争優位性となる要素。
    「強み」は、売上が上がっている理由や顧客に選ばれている理由であり、経済性、希少性、模倣困難性、組織化・仕組み化の視点から深掘りすることが重要です。
  • W 弱み(Weakness): 上記の内部環境における課題点。売上が伸び悩む理由や収益の阻害要因となる要素。

2. 外部環境: 自社ではコントロールできない、事業に影響を与える要素。

  • O 機会(Occasion):政治・経済の動向、社会の変化、技術革新、市場の成長性、消費者ニーズなど、事業にとって追い風となる要素。
    (例)通信環境の向上によるリモート会議の増加
  • T 脅威(Threat): 法律改正、景気低迷、競合の動向、人口減少、原材料高騰など、事業にとって逆風となる要素。
    (例)新型コロナ禍による営業制限

◎ SWOT分析の活用と留意点

  • SWOT分析は、これらの要素を整理することで、「現状の把握」に役立ち、それに基づいて「目標設定」と「具体的な取り組み」をしっかりと考える際の基礎となります。
    特に小規模事業者の場合、入手できるデータが不足していることが多いため、SWOT分析は情報整理のツールとして活用し、「事実(または事実に近い推測)」を挙げることを心がけましょう。
  • 競合分析も、自社の「強み」と「競合との差別化」を明らかにするために必要です。
    同業他社の競合店の基本情報、立地、売場、商品、人材、販促、客層などを詳細に調査してSWOT分析をし、自店と比較することで、改善点や強化すべき点が見えてきます。


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